北朝鮮へ墓参、今月下旬に訪問 日朝合意後初、遺族支援団体
終戦前後に北朝鮮で死亡した日本人の遺骨収集を目指す遺族らの支援団体が今月下旬に墓参りなどのため訪朝することが6日、分かった。日朝が先月下旬に日本人拉致被害者を含む「すべての日本人の全面的な再調査」で合意して以降、遺骨収集を求める日本人の訪朝は初めてとなる。
訪朝するのは、平成24年10月に発足した民間団体「北遺族連絡会(朝鮮北部地域に残された日本人遺骨の収容と墓参を求める遺族の連絡会)」。同連絡会は昨年10月までに計8回訪朝している。今回で約8カ月ぶり9回目となる。
同連絡会は、ホームページ上で今回の墓参への参加者を募集し、今月4日に締め切った。参加者は北京を経由して空路で北朝鮮に入り、10日程度滞在する予定だ。参加者の人数は明らかになっていない。
日本政府は、邦人の北朝鮮への渡航について、平成18年の核実験後、「渡航自粛」を要請しているが、強制性はない。
5月26~28日にスウェーデンのストックホルムで行われた日朝の外務省局長級協議を受け、同月29日に発表された合意文書には「北朝鮮内に残置されている日本人の遺骨および墓地の処理、墓参について、北朝鮮側と引き続き協議し、必要な措置を講じる」と明記された。
厚生労働省によると、北朝鮮内には今も約2万1600柱の日本人の遺骨が残されているという。
北朝鮮だから胡散臭いから、きおつけて欲しい。
北朝鮮へ墓参、今月下旬に訪問 日朝合意後初、遺族支援団体