中国の威嚇に反対=ウクライナ危機、アジアに波及―G7
【ブリュッセル時事】日米など先進7カ国(G7)首脳は討議後に発表した首脳宣言で、ウクライナ南部クリミアの編入を強行したロシアを非難するだけでなく、強引に海洋進出を図る中国を念頭に、「威嚇や力による権利主張の一方的試み」に反対すると表明した。背景には、ロシアの欧州での行動に倣い、中国がアジアで挑発的態度を一段と強めかねないとの危惧がある。
外交問題を討議したG7首脳会議(サミット)夕食会で、安倍晋三首相は東シナ海や南シナ海での緊張に懸念を示した。各首脳は「ウクライナ問題は欧州に限らない地政学的問題だ」と同調した。
G7にとって、ロシアの振る舞いは「ウクライナの主権と領土の一体性の侵害」(首脳宣言)に他ならない。G7のうち、日米は特に、軍事力を背景としたロシアの勢力圏拡大の動きを見逃せば、沖縄県・尖閣諸島や南シナ海の領有権を主張する中国が、冒険的拡張政策に出る恐れがあると危機感を強めていた。
首脳宣言はこの点に関し、「法的紛争解決制度」を通じた問題解決を支持すると明記し、国際仲裁裁判を活用した南シナ海問題の決着を求めるフィリピンなどの立場に理解を示した
中国に釘をさしは必要ですけどそれで、やめるような国じゃないですよね。
中国の威嚇に反対=ウクライナ危機、アジアに波及―G7