<全日空機>視覚障害者の搭乗拒否 内規の解釈誤り
おわびで済まされないですよ!
秋田県の全盲男性3人と介助人1人が29日、全日空機で秋田空港から大阪(伊丹)経由で大分へ向かおうとしたところ、直前に搭乗を拒否された。同社は内規の解釈を誤ったとし「当方のミスで、おわびしている」と話した。
搭乗拒否されたのは秋田県視覚障害者福祉協会の煙山貢会長(72)と2人の男性副会長、介助の女性事務局員の計4人。大分市で29日始まった全国盲人福祉大会に参加するため、午前8時10分発の大阪便(定員72人)に乗る予定だった。搭乗手続きを済ませタラップを上ろうとした時「この大きさの飛行機では介助者1人につき障害者は2人までという内規がある」として搭乗を拒否された。羽田経由で大分に到着したが、遅れて一部の会議に出席できなかった。
全日空広報部は「内規では介助者1人に障害者3人まで乗れることになっていた。大変申し訳ない」と話している。