松坂、1死も奪えず3失点 今季初の救援失敗、しばらく顔を上げられず
残念です。。。
◆マーリンズ4x―3メッツ(5日・マイアミ)
メッツの松坂大輔投手(33)が、敵地マイアミでのマーリンズ戦で3点リードの8回から2番手で登板。だが、1死も奪えないまま3失点し、同点とされた。今季初の救援失敗で、チームも3―4でサヨナラ負けを喫した。
球が手につかない。松坂が制球力を失った。8回。いきなり連続四球で一、二塁。相手主砲のスタントンに中前適時打を許す。さらに遊撃手の失策で1点差。続くサルタラマッキアに同点二塁打を浴び、2人の走者を残したまま降板した。
打者5人に対し1死も取れず、2安打2四球3失点(自責は2)。29球のうち15球がボールだった。試合後、ロッカーでしばらく顔を上げられない姿があった。
不慣れな救援登板が続くが、懸命に取り組んでいる。5戦連続無失点とした4月29日のフィリーズ戦後には、「徐々に慣れてきたけど、まだ経験していないことがたくさんあると思う。日々、勉強ですね」と口にしていた。
しかし、5月に入り3日のロッキーズ戦、そして、この日と2戦連続失点。米メディアへ通訳を介し、先発左腕のニースとチームの1勝を消して後悔している、とコメントした。
先発復帰を目指してコツコツと結果を積み重ねてきたが、コリンズ監督の評価は「全く制球できていなかった」と厳しいものだった。ここで踏ん張らなければ、これまでの努力が水泡と帰してしまう。「リベンジ」が代名詞の右腕が、このまま終わるわけにはいかない。