ポリオ感染で緊急警戒=シリアなど10カ国で確認―WHO
緊急事態宣言と聞くと本当に怖いですね。
【ジュネーブ時事】世界保健機関(WHO)は5日、高熱を伴い、手足にまひが残るポリオについて、シリアなど10カ国で感染が増えている状況を重視、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」と宣言した。各国に警戒を呼び掛けるとともに、感染国の保健当局が国外渡航者に予防ワクチン接種を行うよう勧告した。
ポリオは撲滅の取り組みが進んでいるが、アフガニスタン、ナイジェリア、パキスタンでは対策が遅れている。最近になってシリアやイラク、イスラエルなどで感染者が新たに見つかった。WHOによると、昨年は世界で417人、今年に入り74人が感染した。
WHOが感染症リスクに対し緊急事態を宣言したのは、H1N1型インフルエンザが大流行した2009年4月以来。