すぐ消えるタバコ、導入見送り 火災減の効果確認できず
難しいんでしょうね。
置いておくと自然に火が消える「低延焼性たばこ」の導入を検討していた総務省消防庁は、当面は導入を見送る方針を決めた。住宅火災による死者を減らす狙いだったが、「実験による効果が十分に確認できなかった」としている。今月、報告書をまとめる。
低延焼性たばこは、自然に火が消えるよう巻紙の一部に燃えにくい素材を組み込んだたばこ。同庁によると、通常のたばこと単純に比較した燃焼実験では、低延焼性たばこの効果が確認できたが、綿製のふとんへの延焼を検証した実験では両者に明確な差異がなかった。
同庁予防課は「日本のたばこによる住宅火災のほとんどがふとんの燃焼によるもので、このまま規制導入してもたばこ業界などの納得を得にくいと判断した」としている。