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<STAP論文>極秘研究…サインだけの共著者 議論どこに

ややこしくなってきましたね。

理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(CDB)は、全国9カ所に散らばる理研の研究エリアの中でも「理想的な研究所」として知られる。若手や女性の研究リーダーを積極的に採用し、有名科学誌に数多くの論文が発表されてきた。中でも、研究室間の風通しの良さが特徴だ。CDB出身で、若手登用の「成功例」とも言われる斎藤通紀・京都大教授は「いろんな分野の人とオープンに議論でき、共同研究もしやすい」と語る。だが、STAP細胞研究は例外だった。

【STAP論文】理研が調べた六つの疑問点

 小保方(おぼかた)晴子・理研研究ユニットリーダー(30)は2010年、若山照彦・CDBチームリーダー(当時、現山梨大教授)の研究室の客員研究員としてCDBにやってきた。11年末、若山教授が、小保方氏が作製した細胞を使い、万能性証明の決め手となる全身にSTAP細胞由来の細胞が散らばるマウス(キメラマウス)作りに成功したとなると、CDBの幹部は色めき立った。「これは面白い」

 iPS細胞に代わりうる新たな万能細胞の登場であれば、ノーベル賞級の衝撃を与える可能性を秘める。CDBは、この研究の将来性を見込んで小保方氏を研究ユニットリーダーに採用するなど、特別な位置付けのプロジェクトになっていった。別の共著者は振り返る。「小保方氏がCDBへ行ってから、研究に関する情報が入らなくなった」

 さらに、研究チーム内でも、研究内容やデータを議論する機会が少なかったとみられる。発表されたSTAP細胞の論文2本には14人の研究者が名を連ねるが、中には論文の実験や解析に全くかかわっていない「共著者」がいたことが、取材で明らかになった。

 その研究者は「自分はSTAP細胞研究には携わっていず、論文中のデータにも一切貢献はしていない。草稿も見ていない。共著者の一人に頼まれて(論文投稿に必要な著者としての)サインをした」と明かす。疑惑だらけの論文になってしまった今、後悔する。「(サインを)迷うべきだったかもしれない」

 「オープンな議論」が売りだったはずのCDBの共著者らは、ずさんな論文を見逃した経緯について取材に応じていない。再生医療に詳しい研究者は「若手研究者を育てるため、論文の原稿を仕上げる部分は協力していたものの、データのチェックが十分でなかった可能性がある」と話す。

 研究倫理に詳しい御園生誠・東京大名誉教授は「共同研究者は当然、生データをベースに議論すべきだし、それを怠ったとすれば問題だ。不正行為に直接手を出していなくても、指導的立場にあったシニアの研究者たちの責任は、小保方さんと同等以上に重い」と話す。【須田桃子、斎藤広子、八田浩輔】

<STAP論文>極秘研究…サインだけの共著者 議論どこに

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