外資たたき?中国でニコンD600販売中止
これはしょうがないような・・・
【上海=鈴木隆弘、北京=栗原守】ニコンは17日、中国で販売しているデジタル一眼レフカメラ「D600」で撮影した画像に、黒点が写り込む問題があるとして、中国全土で販売を中止する措置をとった。
中国国営中央テレビ(CCTV)が15日に、この問題を消費者保護特集番組で取り上げ、上海市工商局からニコンの現地販売子会社が16日、販売停止を命じられていた。これを受け、ニコンは中国の販売店が持つ在庫の回収を始めた。
ニコンは、2012年9月に「D600」を中国で発売し、これまでに約4万8000台を販売した。ただ、13年10月に後継機が発売されたため、現在では生産していない。
黒点が写り込む問題は、以前から確認されており、ニコンは、点検や清掃をして、それでも黒点が残る場合は、部品ごと交換する対応をしていた。
中国では3月15日を消費者デーとして、CCTVでは毎年、商品の欠点を暴露して、国内外の企業姿勢を正す番組を放送している。中国での「外資たたき」の場としても知られる。