マレーシア機 消息不明後に旋回? 西側海峡などに捜索拡大
【シンガポール=吉村英輝】北京に向かったマレーシア航空機が消息を絶った問題で、マレーシア当局は12日、マレー半島北西のアンダマン海にも捜索範囲を広げた。不明機が出発地のクアラルンプール方面に旋回しようとした形跡があるためだが、協力国からは腰の定まらない捜索方針へ不満も出てきた。
マレーシアのヒシャムディン運輸相代行は12日の記者会見で、捜索範囲について「南シナ海とマラッカ海峡周辺だ」と述べ、マレー半島西のマラッカ海峡からアンダマン海の南部海域に範囲を広げたことを明らかにした。
不明機は離陸の約50分後、ベトナム・ハノイの管制圏に入る直前に連絡を絶った。このため、ベトナム海軍などが南シナ海を中心に捜索を続けている。
一方、マレーシア北東沿岸の漁民から同機が消息を絶ったのと同じ時間帯に、民間レーダーでは捕捉されにくい低空で飛行する航空機の目撃証言が複数寄せられた。
マレーシア軍のレーダー記録解析で、不明機が音信不通になった後、西に旋回した可能性も浮上。このため、マレーシア当局は捜索範囲を拡大し、インドにも協力要請した。
一方、ベトナム高官は「マレーシアからの情報があいまいだ」として捜索態勢の縮小に一時言及するなど、関係国の足並みの乱れも現れ始めた。
本当に何処にいってしまったのでしょう・・・
マレーシア機 消息不明後に旋回? 西側海峡などに捜索拡大