<柏の連続通り魔>取材に「犯人は笑いながら…」と容疑者
よくペラペラと喋ったものですね!
竹井容疑者は4日夜、事件現場からわずか約20メートルの場所にある自宅マンション前で、毎日新聞などの取材に約40分間、事件の一部始終を目撃したなどと説明していた。「犯人は笑いながら、何度も背中を刺した。その様子をスマートフォンで動画撮影した」とも話していた。
竹井容疑者は午後8時半ごろから集まっていた記者に対し、3日深夜に大声を聞き4階の自室のドアを開けて廊下に出たところ、事件を目撃したと説明。「暗闇の中で光ったので刃物だと分かった」などと述べ、刃体の長さについても両手を広げて「これぐらい、30~40センチはあった。牛刀のようだったが、柄の部分は見えなかった」などと語っていた。
容疑者の特徴を「身長は約175センチで黒色ジャンパー姿。太ってもやせてもいない」と話し、1階に住んでいた池間さんについては「面識はない。同じマンションの住人が刺されるなんて分からなかった」としていた。
さらに、犯行開始時から車を奪って逃走するまでの様子を動画で撮影したと説明。「動画は警察に渡したがSDカードにコピーを保存している」と話したため、記者が確認を求めると「警察に止められているから」と拒んだ。その上で「僕も早く(容疑者が)捕まってほしいと思っている。警察が明日公開するはず」と語っていた。
竹井容疑者は首のあたりまで伸びた髪を茶色に染め、黒っぽい上着姿。「ハッハッハと奇声を発し、笑いながら刺した」と異常性を強調し、「見境無く襲いかかるのは怖い」などと話した。
その後も終始表情を変えずに質問に答えていたが、顔を撮影されることは嫌がり、「放送する時は声も変えて」と求めた。「きょうは警察で事件の状況を説明してきた。明日も呼ばれている」とも語っていた。
また、現場で取材していた別の記者によると、当初事件について「寝ていたから知らない」と答えていたが、しばらくすると「動画を持っているけど買わないか」などと持ちかけてきたという。【小泉大士】