<三重・中3殺害>現場の遺留物と容疑者DNAが一致
絶対に許せないです!
三重県朝日町の空き地で昨年8月、殺害された中学3年生の女子生徒(当時15歳)の遺体が発見された事件で、現場の遺留物と、強盗殺人などの疑いで逮捕された少年(18)のDNA型が一致していたことが、県警特別捜査本部への取材で分かった。【岡正勝、大野友嘉子、永野航太】
女子生徒は同年8月25日夜、友人と花火を見物した後、同町の県道を徒歩で帰宅途中に連絡が取れなくなり、29日になって同町埋縄の空き地で遺体で見つかった。
捜査関係者によると、昨秋以降に警察庁科学警察研究所などに遺留物の分析を依頼した結果、女子生徒のものではないDNA型が検出されたという。
昨年11月ごろ、聞き込みなどの周辺捜査で少年が浮上した。
少年は、事件のあったとみられる時刻ごろは「自宅に帰っていた」などとアリバイを主張していたが、周辺への聞き取りなどの結果、少年が説明した時間にはまだ外出していた可能性が出てくるなど、説明に矛盾点があった。
DNA型の一致を確認した特捜本部は、少年の聴取を決定。2日の任意聴取にも少年は当初、同様にアリバイを主張して関与を否認したが、特捜本部は同日夜に逮捕に踏み切った。逮捕後になって少年も、女子生徒を殺害して現金6000円を奪った容疑を認めた。