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2月22日は「猫の日」。動物管理センターに収容された不幸な猫たちを思う

今日は2月22日、いわずと知れた(?)「にゃんにゃんにゃん」の猫の日だ。「猫と一緒に暮らせる幸せに感謝し、猫とともにこの喜びをかみしめる」ための記念日いう趣旨のもと、1987年に制定された。猫を家族に迎え入れている人にとっては特別な日だからこそ、飼い主から見捨てられた多くの猫が収容される動物管理センターのことを考えてみたい。

■きっかけはわさびちゃんとの出会い

 昨年、ツイッターを中心にその愛くるしさや懸命に生きる姿が話題となり、『ありがとう!わさびちゃん』(小学館)で多くの人の涙を誘ったわさびちゃんも、父さんと母さんに救われるまでは、野良の子猫だった。

「今まであまり意識したことはなかったのですが、わさびとの出会いがあって、捨て猫や野良猫について考えるようになりました」

 そう語るのは、保護時に口の中を大怪我していたわさびちゃんのために、睡眠時間や仕事の時間を削って介護をしていた母さんだ。

「(後継猫の)一味にしても、雑種ですが、模様からアメリカンショートヘアの血が混じっていると思います。明らかに人間の身勝手で捨てられたとか、人間がケアを怠ったために生まれてきた野良猫なんですよね。わさびも一味も、本来は野生にはいないはずの家猫なんです」

 一味ちゃんは、わさびちゃんが天に召されてほどなくして、やはり母さんが保護した元野良の子猫。哺乳瓶から育てられ、今ではわさびちゃんの分まで元気にやんちゃに成長してくれている。わさびちゃんの存在がなかったら、一味ちゃんが父さん母さんの家族になることも、もしかしたらなかったのかもしれない。

■多頭崩壊の悲劇…なぜ?

「最近、私の地元の札幌で、多頭崩壊で飼い主さんに放棄された猫たちが、動物管理センターに収容されました。マンションの1室に、90匹以上もの猫がいたらしいんです。ボランティア団体さんの努力などで少しずつ里親募集の準備が進められているようですが、こんなことってあるんだと、びっくりしました」

 母さんは続ける。

「今回の多頭崩壊では、センターの方々が善意で異例の措置をとって下さり、通常の収容枠以上の猫を受け入れて預かってくれているそうです。とはいえ、里親が見つからなければ順次、命が奪われてしまう可能性があります。一日も早く、ひとりでも多くの方が里親の名乗りをあげて下さるといいのですが…」

 つい先日も福岡県で同じようなことがあり、地元メディアでも取り上げられたばかりだ。

「もともとは1、2匹だったそうです。それが、避妊去勢をしないまま飼っていたため、あっという間に増えてしまったようです。飼えないからと捨てるのも問題ですが、こんな風に必要なケアをしないで放置した結果、みんなセンターに送られてしまうなんて。近親交配で病気になりやすいばかりでなく、衛生面でも問題があると思います。どうして人間の勝手で罪もなくただ生まれてきただけの猫たちが、こんな目に遭わなくちゃいけないのか、そればかり考えてしまいます」

 もとはかわいくて飼い始めたはずなのに、と母さんは声を絞る。

■猫の幸せって、なんだろう?

 わさびちゃんがきっかけとなり、今まで気付かなかったいろいろなことが目に入るようになってきたという母さん。目の前で無邪気に遊んでいる一味ちゃんを見ていると、時々無性に切なくなって、「一味、うちにきてくれてありがとう」とぎゅっと抱きしめたくなるそう。

「人間に運命を翻弄されてしまう猫たち。1匹1匹みんなに暖かい家庭を提供できたらと思うけど、それは途方もない話で…。でも、無理だといったら何も変わらないわけで、飼えていこうというひとりひとりの意識が必要なんじゃないかなと思います。家庭によってそれぞれ飼い方、考え方は違うかもしれませんが、少なくとも今現在、猫を飼っている方には是非、家族としての責任を全うして頂きたいなと思うんです」

 猫の幸せってなんだろう。そう考える時、母さんはいつも、ゴロゴロと喉をならしていたわさびちゃんのぬくもりを思い出し、甘えながら食べたいものをおねだりする一味ちゃんを思うという。

「暖かくて安全な寝床があって、お腹いっぱい食べられるというのはもちろんですが、やはり猫は本来、人に寄り添って生きてきたと思うんです。人の愛情を受けるというのも、猫の幸せの要素なんじゃないかな、って」

 父さんと母さんが『ありがとう!わさびちゃん』の出版に踏み切ったのも、ひとりでも多くの人に捨て猫や野良猫、動物管理センターに収容されている猫たちのことに思いを巡らせてもらいたかったから。猫だけではなく、人間に運命をゆだねられている動物たちのことも併せて、今一度、みんなで考えてる機会になればというのが、父さんと母さんの願いだ。

猫の日なんて初めて知りました・・・・
2月22日は「猫の日」。動物管理センターに収容された不幸な猫たちを思う

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