東京・足立区52歳女性刺傷 警察に5回にわたりストーカー相談
なぜ警視庁の言う事を聞かなかったんでしょうか?
東京・足立区で、52歳の女性が刺され、重傷を負った事件で、元交際相手の49歳の男が逮捕された。
殺人未遂の疑いで逮捕されたのは、石崎 悟容疑者(49)。
東京・足立区の路上で12日、元交際相手の52歳の女性を刃物で刺し、重傷を負わせた疑いが持たれている。
現場に駆けつけた警察官に、女性は、「刺した相手はストーカーだ」と話したという。
2人の間で、何があったのか。
女性は、西新井署に2013年7月から5回にわたり、ストーカー相談をしていた。
被害に遭った女性が警視庁に相談をしたのは、石崎容疑者から「殺すぞ」とメールで脅されたことからだった。
2013年12月には、カッターナイフを手にした石崎容疑者が、女性の前に現れ、「許してくれなかったら殺すぞ」などと復縁を迫ったという。
この時、警視庁は女性に対し、脅迫事件として取り扱うことを勧めたが、女性が、口頭での警告にしてほしいと要望した。
そのため、警視庁は、ストーカー規制法に基づき、石崎容疑者に口頭で警告し、「もうやりません」とする誓約書を書かせていた。
しかし、今回の犯行を止めることはできなかった。
調べに対し、石崎容疑者は「『友達に戻りたい』と言ったら、『もう無理』と断られた。脅かすために包丁を出した。気づいたらおなかを刺していた」と供述しているという。
警視庁は、経緯についてくわしく調べを進めている。