仰天渡米!マー君、自腹で推定5000万円の旅客機チャーター
やるなぁwww
前代未聞、自前の大型旅客機でNYへ!! 新ポスティングシステムで楽天から米大リーグ、ヤンキースへ移籍した田中将大投手(25)が9日、成田空港から渡米した。前日8日からのドタバタ出国となったが、ボーイング787型機を自前で用意し、ニューヨークへ飛び立った。出国前に心境を語った田中は、米東部時間11日午後1時(日本時間12日午前3時)から本拠地ヤンキースタジアムで入団会見に臨み、15日(同15日深夜)にフロリダ州タンパでのバッテリー組キャンプをスタートさせる。
【写真で見る】マー君と渡米した里田まい
日本最高峰へ登りつめて海を渡る男は、やはりスケールが違う。ヤ軍入りした田中が、主戦場となるニューヨークへ出発。乗り込んだのは自前のチャーター機だった。
7年総額1億5500万ドル(約161億円)の超大型契約を結んだ田中だからこそなせる業。「プライベートジェット(チャーター機)で、ヤンキースが用意したものではないです」とサラリと言ってのけた。
さまざまな状況に配慮した上での判断だった。前日8日の大雪による影響、そして日米が注目する自身の離日。空港内の混乱や夫人でタレントの里田まい(29)のプライバシーなども考慮し、田中側が日航に航空機手配を依頼した。
かつて、米大リーグチームが来日した際のチャーター機の利用料金は、往復5000万円とされている。安倍首相やオバマ米大統領ら要人には大型の政府専用機が用意される。また、ハリウッド俳優やゴルフのタイガー・ウッズら有名スポーツ選手は個人で小型ジェット機を所有しているが、それも数人が乗れる程度の大きさだ。
今回、田中が用意したのは定員186人の最新鋭のボーイング787型機。それに対し搭乗者は田中の他、夫人やサポート役の佐藤芳記氏(36)=前楽天広報部長=らたった数人。定期便ならファーストクラスで通常1人、往復約204万円のところ、百数十席も余る計算ながら田中が5000万円(推定)をポ~ンと支払った格好だ。
もっとも、その判断は大正解。空港への移動はドタバタだったからだ。記録的な大雪で首都高速道路は通行止めとなり、東京都内から空港までの移動に約8時間半。交通渋滞のため、休憩は1度のみ。田中は車中で睡眠を取り、空港到着後の会見で「疲れました」と苦笑いした。出発は予定より6時間以上遅れた午後5時53分だったが、チャーター機のため出発時刻の変更は柔軟に対応できたとみられる。
ニューヨークのJFK空港へ飛び立つ前、散髪も終えた田中はスッキリした表情で心境を語った。
「やっとというか、今まで日本にいて(大リーグ移籍の)実感がなかった。楽しみですね」
米東部時間11日午後1時(日本時間12日午前3時)からヤンキースタジアムで入団会見に臨む。世界一シビアといわれるニューヨークメディアへのお披露目の場となるが田中に気負いはない。
「(発言内容は)まだ何も考えていません。英語で? それもわからないです」
日米を股に掛けた移籍劇からついに米国上陸。15日(同15日深夜)からは、フロリダ州タンパでバッテリー組キャンプがスタートする。
「自分ができることをやるだけ。新しいところで頑張りたい」
プロ野球で7年。昨季は日本一も経験し、頂点を極めた男が、世界の猛者との戦いに挑む。