上村愛子「達成感マックスです」最後の五輪で4位=ソチ五輪モーグル
メダル惜しかったですね。。
ソチ冬季五輪のフリースタイルスキー女子モーグル決勝が現地時間8日、当地のロザ・フトル・エクストリーム・パークで行われ、5大会連続の五輪出場となる上村愛子(北野建設)は6人で行われたスーパーファイナルまで進み、最後の滑りは20.66ポイント(ターン:10.6、エア:4.20、タイム:5.86)で4位となり5大会連続の入賞となった。
また同決勝に進んだ村田愛里咲(行学学園)は、決勝直前の練習で転倒し左ひざを痛め、棄権となっている。
以下は決勝終了後の上村コメント。
■上村「五輪は最高の場所」
「(決勝の)1本目、2本目の時は、次に残れるかどうか分からず、ぎりぎりのラインだったので、『これで最後かも』と思いながらいました。でも、スーパーファイナルに残れるかも知れないというのがあったので、戦闘態勢のままでいました。
ただスーパーファイナルを滑り終わった瞬間は、泣いてしまいましたね。ゴールをした後、普通はゴーグルを外したりするのですが、わーっと涙が出ていました。良い滑りができて良かったなと思って。
それと、五輪という舞台で、メダルを目標にやってきたので、とりあえず良い滑りをしなきゃいけないわけなんですが、今回は(滑る)本数も多くて、決勝も3本ありました。それが全部全力で滑れたというのは自分としてはすごく満足度が高く、五輪で良い滑りができて良かったと。それで、こういう気持ちになるのは最後なんだなという気持ちから、涙があふれました。(スーパーファイナルの滑りは五輪史上最高の滑りだった?)そうなんじゃないですかね? 長野の時は気持ちは良かったけれども、技術がそこまで良くないので。バンクーバーやトリノもちょっとしたミスをしたり、少し体が後ろに下がって攻めきれない滑りをしていたと思うのですが、ソチに関しては、全部全力でできたので、満足度は高いです。
(最後のハナ・カーニーの滑りが乱れるシーンがありましたが?)これはもしかして(表彰台に)乗ったかなと思いました。けれども順位の数字を見ていて、『3』と出た時に、『はい、分かりました』という感じでした。
(今後、試合に出る予定は?)試合はまだ考えていないですけど……。五輪は最後ですかね。試合はまだW杯もあるし、全日本もありますし。
(悔しい気持ちと達成感はどちらが大きいですか?)達成感マックスです(笑)。
(五輪と言う場所は、どんなところでしたか?)五輪は本当に楽しい場所です。なんか悔しい思いも苦しい思いもするけど、自分も成長するし、最高の場所です」