抱きつかれ脊髄損傷 京都市に賠償命じる 地裁判決
お互い災難でしたね。
京都市職員に後ろから抱きつかれ、脊髄を損傷、下半身に後遺症を負ったとして、市からごみ運搬を受託していた会社の元従業員の男性(55)が、京都市に約8千万円の損害賠償などを求めた訴訟の判決が29日、京都地裁であり、大島真一裁判長は市側に約3千万円の支払いを命じた。
判決理由で大島裁判長は、男性が生まれつき脊髄を損傷しやすかったことも原因の1つとしながらも「職員の行為によって男性の下肢などに運動障害が残り、業務に復帰できなかった」と認定した。
判決によると、平成21年9月、ごみ収集作業を始めようとした男性に、顔見知りの市環境政策局の男性職員(36)が後ろから抱きついたところ、男性は腰が抜けたような状態になり手足が動かなくなった。男性は脊髄損傷と診断され、歩行障害などの後遺症も残り23年に会社を退職した。