聴取後、10日間姿消す 農薬混入容疑者、安給料に愚痴
愚痴が凄まじい行動へと繋がったのか?
突然の商品回収発表から1カ月弱。冷凍食品への農薬混入事件で逮捕されたのは、製造元のアクリフーズ群馬工場(群馬県大泉町)で働く49歳の契約社員の男だった。
10日間、所在が分からなくなっていたが、埼玉県内で見つかった。容疑を否認しているという。
阿部利樹容疑者(49)は2005年10月から群馬工場で勤務し、8年3カ月にわたってピザの製造ラインに勤務していた。半年契約で、3月と9月に更新していた。
会社側の説明では、勤務態度に問題はなく、職場への不満なども聞いていなかったという。
「自分は(正)社員じゃないが、(正)社員になれるよう頑張っている」。近くに住む50代の主婦は3年前、阿部容疑者からそう聞いたことを覚えている。一方で、「給料が安くてやっていられない」と愚痴をこぼしていたのを聞いた人もいる。