〔児童集団欠席〕従業員手洗い不足原因か
浜松市の集団食中毒問題で原因となった食パンを製造した菓子製造業者(同市東区)の従業員3人からノロウイルスが検出されたことを受け、19日会見した市保健所は不十分な手洗いが集団感染につながった可能性が高いとの見方を示した。20日に同社で全従業員を対象にした衛生講習会を開き、手洗いの徹底を重点的に指導する。
ウイルスが検出された従業員は、焼き上がった食パンを切り分けて検品し、容器に移してビニールで包装する工程を担っていた。市は「ウイルスの特性を考えると、人間の手を介した感染の可能性が高い」と指摘。指輪を外し、石けんを泡立てて何分もこするなど手洗いには細心の注意が必要だとし、今回は「(従業員が)用を足した後、正しい洗い方をしていない手で手袋を付けた可能性がある」と述べた。
工場はウイルスが検出された女子トイレから製造ライン内に入場する際、手を消毒しないと自動ドアが開かない設備があるという。18、19日に工場への立ち入り検査を行った市保健所生活衛生課の松原雅博広域監視グループ長は「衛生的な意識は高い施設」とみる。
菓子製造業者の親会社取締役は「(陽性反応があった)3人について、どのような感染経路が考えられるのか作業内容の調査を進める」と話した。
一方、菓子製造業者は19日も引き続き、ウイルスが検出された本社工場で製造した一般向けパンの自主回収を進めた。19日までにすべての納入先に通知し、半数以上で回収や廃棄処理が終わった。これまでに消費者から「パンを食べたら具合が悪くなった」という相談が数件寄せられたという。
トイレ行ったら手をちゃんと洗ってください・・・・・洗ってない手で触ったパンなんて食べたくないです
〔児童集団欠席〕従業員手洗い不足原因か