日本批判のトーン抑えた朴大統領、その狙いは…
【ソウル=豊浦潤一】韓国の朴槿恵(パククネ)大統領は6日の新年記者会見で、安倍首相の靖国神社参拝への直接の言及を避けるなど対日批判のトーンを抑えた。
日韓首脳会談の年内開催の余地を残し、最重視するいわゆる従軍慰安婦問題で安倍政権から前向きな措置を引き出す狙いとみられる。
朴大統領は、「私は今まで韓日首脳会談をしないと言ったことはない」と強調し、「事前の十分な準備の下で推進されなければいけない」と意欲もにじませた。
対日批判を抑制した背景について韓国政府関係者は6日、「日韓は来年、国交正常化50周年を迎えるため、年内に関係を改善させる必要がある。非難の応酬で関係を一層悪化させることは避けなければならなかった」と説明した。
日韓の外交当局は昨年9月以降、首脳会談の開催を目指し、慰安婦問題を含む諸懸案について解決策を探る水面下交渉を続けてきた。
大統領は、首脳会談に応じるための成果として、韓国の元慰安婦に対して公式謝罪や補償をすることなどを求めているとみられる。
だが、安倍首相はこうした韓国側の求めには応じないとみられ、大統領が今後、再び対日批判を強める可能性もある。
このおばちゃんは、何がしたいんでしょう?
日本批判のトーン抑えた朴大統領、その狙いは…