来年の復活期す=新メニューと宅配で―日本マクドナルド
日本マクドナルドのサラ・カサノバ社長は25日、2014年の事業戦略を発表した。1月から期間限定のハンバーガーを順次発売し、8月には健康志向を意識した新商品も提供する。相次いで新製品を投入するのは、13年12月期決算が2期連続の営業減益となる原因を、「魅力的な商品を提供できていなかった」(カサノバ社長)からとみているためだ。
マクドナルドは原田泳幸会長が社長に就任した04年以降、「100円マック」などの低価格メニューを導入。デフレ経済下で家計が苦しくなった消費者の心をつかみ、06年から6期連続の営業増益を達成した。
しかし、ここ数年、牛丼チェーンなどと低価格競争が激化したことに加え、大手コンビニも入れたてコーヒーや総菜などを充実させ、業態を超えた競争が加速、「マック離れ」が進んだ格好だ。
カサノバ社長はメニューの充実で復活を期すが、市場関係者からは「今回のメニューだけでなく、次のメニューや戦略まで見えてこないと14年の業績回復(の判断)は難しい」(繁村京一郎野村証券アナリスト)と慎重な声が聞こえてくる。
今後、鍵になりそうなのが調理済みの食品を自宅で食べる「中食(なかしょく)」市場の取り込みだ。マクドナルドは今後、一部店舗で行っている宅配サービスを拡大する計画で、カサノバ社長も「どんな業界との競争も勝ち抜く」と意気込んでみせた。
マックの魅力は他のハンバーガーチェーンよりも、低価格な所だったんですが、最近は値段の差が無くなってきてるので○スバーガーに行きます。
来年の復活期す=新メニューと宅配で―日本マクドナルド