相次ぐリベンジポルノ 法整備訴える声
軽率な行動は控えましょう。
インターネット上に別れた交際相手の裸の画像や動画を公開する「リベンジポルノ」が問題になっている。米カリフォルニア州では今年10月に罰則を科す法律が成立。国内でも同様の事件が発生し、国会内で対応が取り沙汰されるなど、ネット文化の発達とともに問題視されている。
こうした行為は交際相手に別れを切り出されたことによる嫌がらせが多いといい、カリフォルニア州のほかニュージャージー州でも同様の法律が成立。いったんネット上に流出した写真を完全に消去するのはほぼ不可能で、多くの女性が泣き寝入りをしているのが現状だという。
現行法では、わいせつ物頒布罪や名誉毀損(きそん)罪などが適用されるが、女性の被害者意識とのバランスが取れているとは言い難い。自民党の三原じゅん子女性局長も「女性の一番見られたくない姿を流出させるなんて許せない。新たな法整備が必要」と訴えている。