【ジャンプ】沙羅９連勝！飛型点も自己最高！
9連勝！素晴らしいです！
◆ノルディックスキー Ｗ杯ジャンプ女子個人第１戦（７日、リレハンメル、ＨＳ１００メートル、Ｋ点９０メートル） 昨年のＷ杯総合女王の高梨沙羅（１７）＝クラレ＝が１本目１０２メートル、２本目９６・５メートルの合計２８６点で優勝した。今年のサマージャンプから続く国内外大会の連勝を「９」に伸ばした。
ため息の出るような強さ、美しさだった。女王の証しである金色の「リーダービブス」を身にまとい、高梨は白銀の世界でのフライトを存分に楽しんだ。１本目は不利な追い風でヒルサイズを軽々と越える１０２メートル。夏場から課題に挙げていたテレマークも入り、飛型点５７・５点は自己最高得点だった。
２０点満点で１９・５点をつけた審判も２人という完璧な内容。「今まで１９点をつけてもらったことが何回かあっただけ。とても自信がつきました」。唯一の弱点は、完全に克服されていた。
前日（６日）の混合団体では、２本目で女子で最長の１００メートルを飛んで優勝に貢献。「チーム戦は頼りになる先輩がいるが、個人戦はやるのは一人。自分のやることだけを考えた」。２位に１６点差の圧勝。初戦から実力を世界中に披露した。
この日は１５歳のスロベニア少女、エマ・クリネツがヒルサイズを越え、無名のドイツ選手も表彰台に上がった。「楽しみです。競り合う相手がいることは幸せなこと」。ソチ五輪まで残り１４戦、新星たちの挑戦を受けて立つ構えだ。