風力発電の羽根1枚、36m落下…雷直撃か
大切な資源確保の為にもなんとかして欲しいですね。
5日午前6時40分頃、北海道羽幌町汐見の「オロロン風力発電所」で、風車の3枚の羽根のうち1枚(長さ14メートル、1・15トン)が折れて落下しているのを、道路パトロール業者が見つけた。
約36メートル下の国道232号脇の駐車帯に落ちたが、けが人はいなかった。この風車を管理する発電事業者「エコ・パワー」(東京都品川区)は、夜間に雷の直撃を受けた可能性があるとみている。
同社の発表では、風車は2基のうち1基で、デンマークのメーカーが1998年11月に製造した。落下した羽根は繊維強化プラスチック製。4日午後11時までは発電していたことから、その後に雷が当たって羽根が落ちたとみられる。経済産業省北海道産業保安監督部も5日、職員を現場に派遣して状況を調べた。
風車の羽根が落ちる事故としては、今月1日に福井市の北陸電力国見岳風力発電所で風車の3枚の羽根が落ちている。この事故は落雷が原因とみられることから、経産省は3日、風力発電事業者に対し、雷が接近した時に安全対策を講じるよう求めていた。
道内では9月、羽幌町の隣の苫前町で、補修ミスにより3枚の羽根が丸ごと落下する事故が起きていた。