KARA、5人体制見納め? ニコル号泣「思い出をありがとう」
これからどう活動展開してくのかな?
韓国の女性5人組グループ・KARAが24日、神戸ワールド記念ホールで、7都市14公演計12万人を動員した日本ツアー『KARASIA』を締めくくった。終演後、客電が点灯し、何度も終演のアナウンスが流れるなか、ファンは客席に残って「KARA最高!」コールを送り続け、分裂騒動に揺れるKARAに5人体制存続を訴えた。
先月8日にスタートした2度目の日本ツアー最終日。日韓・新旧を問わず、ヒット曲全27曲を惜しみなく披露し、満員の7000人の観客を熱狂させた5人が、万感の思いを込めてあいさつした。
来年1月中旬に所属事務所との契約が終了し、再契約しないことを表明しているニコル(22)は「最後のコンサートですよね。大切な思い出をありがとう…」とジヨン(19)に肩を抱かれながら涙。「皆さんの顔が見られて本当にうれしかった。つらいこともあるけど、皆さんを見て、歌いたい理由、踊りたい理由を思い出しました。皆さん愛しています。本当にありがとう」と号泣した。
来年4月まで契約が残っているものの、進路を明らかにしていないジヨンも涙ながらに「ファンの皆さん、私たちに元気をいただき、本当にありがとうございます。きょうも感動しました。私は本当に幸せです。きょうのことは絶対忘れません!」と感謝の思いを告げた。
リーダーのギュリ(25)は「皆さんがいるから毎回頑張れました。皆さん愛しています」と呼びかけ、スンヨン(25)は「熱くて、楽しい記憶を一生忘れないようにこれからも頑張ります」、ハラ(22)は「2ヶ月の時間は怖いぐらい早すぎました。『KARASIA』は本当に私にとって、幸せな思い出です」。メンバーから今後の活動に関する説明はなかったが、どことなく別れを意識させるような言葉が続いた。
アンコールでメンバーが思いを込めて「今贈りたい、『ありがとう』」を歌唱しようとすると、ステージ後方の客席から「WE(ハートマーク)KARA」と書かれた大きな垂れ幕が掲げられた。思わぬファンからのサプライズに、メンバーは涙ぐみながらの熱唱で感動のフィナーレを迎えた。
KARAは今週27日に初の2枚組ベスト盤『BEST GIRLS』と新曲「フレンチキス」を同時発売するが、所属レーベルによると新曲関連のプロモーション活動は「現状、予定はない」としている。5人体制のKARAは日本では見納めになってしまう可能性もあることから、終演後もファンの「KARA最高」コールは止むことなく続いた。この熱い思いに、いても立ってもいられずに再登場した5人は、全員で手をつなぎ「本当にありがとうございました」とあいさつ。いつまでも別れを惜しんでいた。