ソニー、米年末商戦に向け「PS4」発売で不振事業の回復目指す
[サンフランシスコ 14日 ロイター] -ソニー<6758.T>は、15日に北米で発売する新型の据え置き型ゲーム機「プレイステーション(PS)4」が、米マイクロソフト<MSFT.O>との販売競争に打ち勝ち、不振のエレクトロニクス事業を回復させる基盤を固めることに期待を寄せている。
「PS4」はマイクロソフトの新型家庭用ゲーム機「XboxOne(エックスボックスワン)」よりも1週間早く発売される。テレビやソーシャルメディアの広告を活用し「PS4」の積極的なマーケティングを行ってきたソニーは、米年末商戦期にその効果を見込んでいる。
ソニー・コンピュータエンタテインメント・アメリカ(SCEA)のジャック・トレットン最高経営責任者(CEO)はインタビューで、「PS4」が今後数年にわたって同社のゲーム機販売を支援することに確信を示した。
「PS4」の米国での販売価格は399ドル、「XboxOne」は499ドル。両製品ともグラフィック性能を高め、より高速なゲームを可能にしているほか、一連のビデオゲームを取りそろえている。
トレットンCEOは、今会計年度(3月31日終了)末までに「PS4」を500万台売り上げるという自社目標を据え置いた。
ソニーは100万台以上の予約注文を得ている。一方、マイクロソフトは「Xbox One」について8年前に発売した「Xbox360」の予約注文を上回っているとのみ発表している。
据え置きゲーム機にも頑張って欲しいです。
ソニー、米年末商戦に向け「PS4」発売で不振事業の回復目指す