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牛丼3社、流通系の攻勢受け苦しい闘い

昔いくらだったか覚えてないよ・・・

外食チェーンに関する限り、デフレ解消の兆しはまったく見えていない。スーパーの200~300円台という低価格帯の弁当やセブン-イレブンを中心とするコンビニエンスストアの新商品による攻勢をうけて、牛丼チェーンがますます苦境に陥っている。

 加えて、食材価格の高止まりも追い討ちをかけた。今上期まではコメの価格が高かったほか、2月に輸入規制が緩和されたことで仕入れ価格が下がると見込んだ米国産牛肉の価格も各社の想定ほど下落しなかった。中国などアジア諸国を中心に牛肉需要が高まったことが主因だ。

ゼンショーホールディングス <7550> 、吉野家ホールディングス <9861> 、松屋フーズ <9887> の今上期の決算からは三者三様の対応に追われた様が浮かび上がる。

【詳細画像または表】

 まず、牛丼チェーンの「すき家」などを展開するゼンショーホールディングスは、今上期(2013年4~9月期)の連結営業利益を期初見通しの99億円から前年同期比52%減の43億円になると修正発表。さらに通期の営業利益見通しも188億円から83億円と半減以下、一転減益となる見通しとした。

■ 減収のゼンショー、値下げが利益圧迫の吉野家

 子会社のスーパー「マルヤ」や米国で展開するファミレスの業績不振などもあるが、最大の下方修正要因は、稼ぎ頭である「すき家」の苦戦。すき家の今上期の既存店売上高は前年同期比で92%(期初計画は98.9%)と低迷。新規出店も55店と、計画していた76店に至らなかった。

 ゼンショーは11月12日の第2四半期決算発表時に上期決算の詳細や今後の具体的な挽回策について説明するとしている。直近では顧客の回復を狙い11月15日からは5日間限定で牛丼並盛を280円から250円に値下げし、その他の牛丼類も全品30円引きで提供する。とはいえ、値下げは確実に利益を圧迫する。長期的かつ効果的な策が打ち出せなければ厳しい状況は続きそうだ。

 一方、吉野家ホールディングスは今上期(2013年3~8月期)の既存店売上高を唯一プラスに転じさせた。ただし、これは値下げの効果。今年4月に牛丼並み盛り価格を380円から280円に引き下げて客数が増加、既存店売上高の上期累計は前年同期比7.1%増となった。

 上期の連結売上高も867億円と前年同期比で7%増を達成。「価格帯の変更で再びお客様が戻ってきて吉野家という選択肢を再認識していただいた」と河村泰貴・吉野家ホールディングス社長は強調する。

 しかし、代償は大きかった。食材価格の高止まりに加え、値下げをしたことで吉野家の原価率は41.3%と前年同期比で4.1%増となり、結果、上期の連結営業利益は7億円、前期比半減した格好。

牛丼3社、流通系の攻勢受け苦しい闘い

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