砂漠で87人行き倒れ=大半が子供と女性―ニジェール
西アフリカ・ニジェール北部のサハラ砂漠で30日、87人の遺体が見つかった。治安筋によると、隣国アルジェリアに行く途中、乗っていたトラック2台が故障し、飲み水もなく行き倒れたとみられる。このうち子供が48人、女性が32人だった。
現場はアルジェリアとの国境まで約10キロの地点で、遺体は半径20キロメートルの広い範囲でみつかった。砂漠の中に1週間とどまっていたとみられる。
一方、近隣の町まで歩いた男性や、途中で通り掛かった車に拾われた女性など21人は無事だった。またアルジェリア側の町にたどり着いた人も19人いたが、その後ニジェールに送還された。