みずほ、引き継ぎ不十分…組員融資で第三者委
何もかも甘いですね!
みずほ銀行による暴力団組員らへの融資問題を調べている第三者委員会が、28日公表する報告書で、東日本大震災後の大規模システム障害で引き継ぎが不十分だったことが、融資が2年間放置された要因だと指摘することが分かった。
グループの信販会社との提携ローンを使ったため、自行の融資という自覚が不足していた点にも言及する。
第三者委は報告書で、自ら引き起こしたシステム障害で引き継ぎがおろそかになったみずほ銀の甘さを、厳しく指弾する見込みだ。
みずほ銀は2011年3月、大震災の義援金振り込みが集中したことで大規模なシステム障害を起こし、預金者がお金を引き出せなくなる事態を招いた。責任をとって当時の西堀利(さとる)頭取が辞任するなど、役員が大幅に入れ替わった。こうした混乱が、長期間の融資放置につながったと第三者委はみている。