阿部寛「新参者」正月に再び!「加賀シリーズだけは特別」
楽しみです!
俳優の阿部寛(49)が主演し、12年に映画化もされたTBS系の人気警察ドラマ「新参者」が来年新春に「眠りの森~新参者スペシャル(仮)」(放送日時未定)として復活することが20日、明らかになった。東野圭吾氏のベストセラー小説が原作。今作は阿部演じる人情派の刑事・加賀恭一郎の若き日を描いたもので、あるバレエ団の殺人事件の謎を解いていく。さらに世界的バレエダンサーの熊川哲也氏率いる「Kバレエカンパニー」が全面協力。豪華タッグで作品を盛り上げる。
謎解きだけではなく、加害者の繊細な心の動きまで読み取る人情派の刑事・加賀恭一郎がまたまた帰ってくる。
10年の連続ドラマ「新参者」、11年のスペシャルドラマ「赤い指」、映画「麒麟の翼」に続き4度目の加賀役。阿部は「連続(シリーズ)ものって実は苦手意識があったんだけど、加賀シリーズだけはちょっと特別」と並々ならぬ感情を抱いている。「加賀という人物自身のものなのかもしれないけど…。さらっと、帰ってきてやれる魅力がある。加賀恭一郎として早くみなさんにお会いしたい」と話す。
「眠りの―」は、東京・人形町を舞台にした過去3作よりも前の時代設定。所轄の日本橋署に異動になる以前の加賀が、日本のバレエ団で起こった殺人事件にひそむ謎を解き明かしていく。阿部は「より若返るというか、少しとがっている加賀を演じられるのも楽しい。加賀ファンを裏切らないように筋を通して演じました」と役作りを振り返った。
さらに今回は、劇中のバレエシーンを熊川率いる「Kバレエカンパニー」が全面協力。振り付け、音楽、舞台美術や衣装など、Kバレエが実際の公演で使用するものを用意し、「白鳥の湖」「眠れる森の美女」の演目も登場。Kバレエダンサーの益子倭、宮尾俊太郎は俳優としてもバレエ団員の役で出演する。
練習風景などを見学し、Kバレエの迫力を目の当たりにした阿部は「表情のひとつひとつに圧倒されました。今まで鍛錬して、自分を磨き上げてきた力強さを感じた」と感心しきり。「共演の女優さんたちもバレエのレッスンを真剣に受けている。女優魂を見てほしい」とアピールした。ヒロインのバレエダンサー役は後日発表される。