雨の予報に高まる不安=二次災害対策急ピッチ―捜索続く・伊豆大島
災害は怖いです。
台風26号の豪雨に伴う大規模な土石流発生から4日目となる19日、東京・伊豆大島(大島町)ではこの日も懸命の捜索が行われた。要救助者の生存率が著しく下がるとされる、発生後72時間が超過。現場は雨が降ると予想され、二次災害も懸念される。厳しい作業が続いている。
警視庁、東京消防庁、自衛隊などは救出活動に全力を挙げている。
これまでに25人の死亡が確認され、うち18人の身元が判明したが、依然として住民ら22人の行方が分かっていない。
伊豆大島の天候は19日から20日にかけて雨脚が強まるとの予報。大島町などによると、山肌には土砂が完全に崩れ切らずに不安定な状態になっている場所がある可能性もあり、少ない雨でも二次災害が起きる恐れがあるという。
同町などは、住民への避難勧告に向けた準備を進めているほか、土のうで沢を補強するなどの対策を急いでいる。