伊豆大島土砂崩れ これまでに18人の死亡確認、41人の安否不明
こんな事態になるとは。。。
今回発生した台風26号の影響で、東京・伊豆大島の土砂崩れ現場では、これまでに18人の死亡が確認されている。依然として、41人の安否が不明となっている。
大島で土砂崩れの被害が大きかった元町地区では、17日午前6時現在、自衛隊が捜索を始める準備をしている。
警視庁と東京消防庁、自衛隊などの捜索は夜通し行われ、倒壊現場では、76歳の女性の救出活動が行われているが、呼びかけに答えることもなくなり、女性の容体は極めて厳しい状況だとみられる。
大島では午前6時までに、18人の遺体が見つかっているが、このうち男性は6人、女性は10人で、2人の性別が、まだわかっていない。
このほか41人の安否が、いまだにわかっていない。
発生から24時間を超え、捜索活動が急がれる。
一方、16日夜、大島町の町長が、災害発生後初めて会見し、土砂崩れが起きる前に、避難勧告や避難指示を出さなかった理由を述べた。
大島町の川島理史町長は「夜中の1時、2時ぐらいから、本当に大雨で。(沢が)氾濫しだしているという状況のもとでの避難勧告というのは、さらに被害者を増やしてしまうというふうに、わたしどもは考えておりましたので」と述べた。
今回、地元の大島警察署は、16日午前3時すぎに、2回にわたって、町の対策本部に避難勧告などを出すよう要請していたが、町は、避難勧告や指示を出すことはなかった。
この判断が適切だったのか、今後、検証が急がれる。