受刑者の給食、「自炊」やめ民間委託へ…法務省
地域との繋がりを考えると悪いことでは無いですね。
法務省は来年度、受刑者らの給食を作る業務に、民間委託を導入する。
4か所の刑務所などで委託契約を結び、その後、全国の施設に広げる。
運営費の削減に加え、雇用や食材の購入を通じて地域活性化にも貢献するのが狙いで、周辺の学校や社会福祉施設への給食の配送も検討している。
刑事施設内での給食業務の民間委託は、6月に政府が閣議決定した公共サービス改革基本方針に明記された。
来年度は加古川刑務所(兵庫県加古川市)、岩国刑務所(山口県岩国市)、高知刑務所(高知市)、大阪拘置所(大阪市)で競争入札を実施し、従業員の採用や食材の調達で地元を優先することなどを条件に、1社と10年間の契約を結ぶ。
刑務所での給食は、現在は受刑者が自ら作っているが、受刑者数の減少や高齢化の進展で、調理担当者の確保が難しくなっている。
衛生管理も不十分になりがちで、食中毒も起きている。今回の委託には、受刑者の生活環境を改善する目的もある。