ハウステンボス沢田社長、来期退任の意向
素晴らしい方ですね！
ハウステンボス（HTB、長崎県佐世保市）の沢田秀雄社長は11日、2013年9月期決算が大幅な増収増益になる見通しを明らかにした。経営再建が軌道に乗り、売上高は前年の1・3倍、経常利益は1・6倍を見込む。沢田氏は14年9月期も高い伸びが続くと予想した上で「達成できたら自分の役割は終わる」と述べ、今期の業績を見極めた上で社長を退任する意向を示した。
HTBは10年に沢田氏が会長を務める旅行業大手HIS（エイチ・アイ・エス）の傘下入り。沢田氏は経営再建の陣頭指揮を執り、12年9月期に売上高約153億円、経常利益約34億円と2年連続増収増益となり、1992年の開業から続いた赤字体質を脱した。
HTBの今後の経営について沢田社長は「自己資金で積極的な投資ができる環境が整ってきた」と説明。10年度から10年間の約束で佐世保市から受け取っている再生交付金（年間7億～8億円）を14年度限りで辞退する見通しになったことも退任の理由に挙げた。
社長退任後について沢田氏は「複数の企業から誘いを受けている」と述べ、会長職などでHTBに残るかどうかは明言を避けた。
同社によると、13年9月期は昨冬の「光の王国」や今年9月の「九州一花火大会」などが人気を呼び、入場者数が約30％増えた。14年9月期は、温浴施設の新設や海外クルーズ船利用客の誘致などを進め、増収増益を維持する方針。