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【凱旋門賞】オルフェまた2着、池江師「完敗」有馬で引退

今回は勝てるチャンスだったのに残念。

日本競馬の夢は、またもかなわなかった。「第92回凱旋門賞」(芝2400メートル、賞金総額480万ユーロ=約6億3400万円、1着賞金274万2720ユーロ=約3億6200万円、17頭立て)が6日(日本時間同日深夜)、フランス・パリ郊外のロンシャン競馬場で行われ、日本から参戦したオルフェーヴル(牡5=池江)は2着。日本ダービー馬キズナ(牡3=佐々木)は4着だった。勝ったのは地元フランスの3歳牝馬トレヴ。5戦無敗での戴冠だった。

 追っても追っても、トレヴとその鞍上・ジャルネの背は遠い。もどかしいほど差が詰まらない。オルフェーヴルは勝ち馬から5馬身離されての2着争い。インの仏ダービー馬アンテロをかわしたのがせめてもの意地だった。2年連続2着。これが現実だった。

 池江師は何度も唇をかみしめながら、こう絞り出した。「力は出し切った。勝った馬が強かった。完敗です。スミヨンは完璧に乗ってくれた。勝った馬の強さを称えるしかない」

 単勝2・3倍、1番人気オルフェーヴルへのマークは厳しかった。フォルスストレート(偽りの直線)。右にリーディングライト、左にトレヴ。完全に馬群で動きを止められた。接触する場面もあった。だが、直線でのトレヴの伸びは際立っていた。「あの馬の強さには、あ然とした。昨年は悔しい悔しい敗戦だったが、今年は力が抜けてしまった。同じ2着でも去年とは全然違う感覚だった」(池江師)

 万端の準備を施した。昨年秋の東京でもうスミヨンに騎乗を打診。名手は地元関係者からの反感覚悟で騎乗契約にサインをした。天皇賞・春をパスし、放牧にも出ず、栗東の小さな角馬場で乗り手との呼吸を合わせる基礎調教を繰り返した。オンとオフを明確に認識するようになり、人馬の信頼感は飛躍的に増した。

 リスクを恐れず攻めの手も打った。昨年、馬がヨレての落馬などないよう、エーグル調教場の芝直線コースで追い切った。この安全策が最後、本番でインにヨレる失態につながったと池江師はみていた。今年は、だだっ広く、不測の事態も起こりうる、草原のような芝周回コースに何度も入れた。追い切りで、馬はスミヨンとしっかり折り合った。レースでも人馬の呼吸はしっかり合っていた。ここまで完璧に準備を整えても…、5馬身前に1頭いた。

 レース後の会見で今後のプランも明らかになった。有馬記念(12月22日、中山)で引退、種牡馬入りする。「フランス滞在時に、そう聞いた。凱旋門賞上位馬として、その権威を落とさない競馬をしなければならない」。ラストバトルに向けて気合を込めた。

 「絶対に勝つまで挑戦を続ける。このレースを勝たないと、僕も引退できないよ。また強い馬を育てて挑戦するという次の仕事がある。あしたからまた頑張る。また来年、会いましょう」(同師)。夢は諦めたら、その時点で夢で終わる。歯を食いしばり、唇をかみしめて、挑戦を続けるしかない。

 ▽凱旋門賞 第1次世界大戦が終わり、仏競馬が復活。この機会に仏を代表する競走を新設したいと考えた当時の統括機関が「若馬と古馬の2400メートル戦、10月第1日曜日開催」の大一番を構想。1920年、既に1882年から使われていた「凱旋門賞」のレース名をこのビッグレースに移し、施行された。欧州競馬を締めくくる一戦であり、米ブリーダーズC、ドバイワールドCと並ぶ世界最高峰レースの一つ。近年、英ダービー、キングジョージ、凱旋門賞が新・欧州3冠と呼ばれる。

【凱旋門賞】オルフェまた2着、池江師「完敗」有馬で引退

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