テニスに運動会…「汚染霧」の中でなぜ中止しないのか=中国
怖いですね。。
深刻な大気汚染が問題になっている中国・北京市ではこの数日、汚染物質を含んだ濃霧が発生し、気象当局が外出を控えるよう呼びかけた。しかし、同市内ではテニスの中国オープンが予定通り試合が行われたほか、学校の運動会も中止にならなかった。
中国メディア・新聞晨報は1日、いわゆる「汚染霧」発生時におけるスポーツ大会開催の是非にかんする評論記事を掲載した。
記事は、濃霧が出現した先月29日と30日にも中国オープンが予定どおり行われ、一流選手が続々登場したことについて疑問の声が多数あがったことを紹介。中国の著名キャスター、白岩松氏も「選手は命がけ、ギャラリーも命がけだ」と皮肉交じりにコメントしたことを伝えた。
また、北京市内の中学、高校でも予定通り運動会が行われ、これについてもネット上では批判が相次いだとした。一方で、競技に参加した生徒らは「自分には何の影響もないと思っていた」などと語り、「汚染霧」による身体へのリスクについて理解が足りないことを紹介した。
そのうえで記事は、プロスポーツは大会スケジュールの調整が難しいことからやむを得ない部分はあるものの、学校のイベントは延期や中止という選択肢を取るべきだとの見解を示した。(編集担当:今関忠馬)