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<JR北海道>社長「管理上の責任」…現場ルール形骸化

 安全輸送の根幹ともいえる保線作業を巡り、JR北海道は22日、新たに判明した88件を加え97件もの線路の異常放置を明らかにした。ルールは現場で形骸化し、それをチェックできない本社。野島誠社長は2時間半に及ぶ記者会見で「現場固有の問題ではなく、経営管理上の監督責任の問題と考えている」と陳謝したが、識者からは「命を守ることを無視している」と批判が出ている。【遠藤修平、円谷美晶、坂本太郎】

【過半数が旅客線で見つかる】JR北海道:レール異常放置97カ所

 JR北海道によると、保線作業は「線路技術心得(実施基準)」と呼ばれる内規に基づき行われる。本線は「軌道検測車」と呼ばれる検査車両が年4回通り、自動的にレール幅や高低を検査。主に待避線に使われる「副本線」は現場の保線担当者が計測機械を年2回、手動で使い計測する。ただし、検査を実施する時期は現場の判断に任されている。

 レール幅は規格(1067ミリ)から整備基準値(19ミリ)以上の広がりがあった場合、この内規だと15日以内に補修を行わなければいけないが、今回、多数の放置が見つかった。21日には脱線現場の函館線大沼駅(北海道七飯町)を含めて副本線9カ所でレール幅の異常を放置していたことが明らかになったが、このうち大沼駅を含む4カ所で約1年にわたり異常が放置されていた。

 内規では、軌道に異常があった場合は現場の保線管理室の所長代理まで報告が上がる決まりとなっている。だが同社によると、検査をした担当者が補修担当者に異常を連絡したままで、上司に報告しないケースがあった。検査担当者は聞き取りに「補修担当者が上司に報告していると思った」などと説明。ルールが骨抜きになっている実態が垣間見えた。

 さらに、笠島雅之・取締役工務部長は21日の会見で「本線は本社と保線現場でダブルチェックしている」と説明したが、22日の会見では本社側でチェックしていなかったことも判明。本線での49カ所もの異常放置が、国土交通省の指示を受けた深夜の検査記録点検で判明するというデタラメぶりを露呈した。

 笠島部長は「本線は軌道検測車できちんとやれているという思い込みがあり、詳細な調査までしていなかった。反省しないといけない」とうなだれた。

 ◇国交省が特別監査

 大沼駅脱線事故を受け、国土交通省の監査員4人は22日、鉄道事業法に基づきJR北海道函館支社(函館市)と大沼保線管理室の特別保安監査に入り、管理体制などを調べた。

呆れて物が言えません・・・
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