昔は動物園にいたアライグマ「新種」南米で発見
研究によって当時は分からない事が沢山分かってきてまだまだ新種が出てきそうですね。
米スミソニアン協会のチームが、南米アンデス山脈に生息するアライグマ科の新種の肉食動物を確認したと発表した。
南北米大陸で肉食動物の新種が見つかるのは、35年ぶりという。米国の動物学の専門誌に論文が発表された。
アライグマ科のオリンゴという動物の一種で、霧の漂う高地の森に住む。ネコやクマなどの肉食動物(食肉目)に含まれるが、主に果実や昆虫を食べる。体長35センチで、40センチほどの長い尾があり、体重は900グラム。スペイン語の霧(ネブリナ)にちなみ、学名は「バッサリキオン・ネブリナ」。
1960~70年代に米国の動物園で飼われていたが、当時は新種と断定できなかった。ワシントンのスミソニアン自然史博物館の研究者がシカゴの博物館に残された毛皮を見て、既知のオリンゴとの違いに気付き、2006年から調査を開始。エクアドルの高地で捕獲した個体のDNAを調べて、新種と断定した。