全国200地点以上で35度以上の猛暑日 10日は40度前後のおそれも
西日本や東日本では、9日も猛烈な暑さとなり、全国200地点以上で、35度以上の猛暑日となった。
10日は所により、さらに気温が上がる見込みとなっている。
コンクリートジャングルに照りつける太陽。
9日、東京では最高気温36.2度を記録した。
この暑さの影響で、東京電力管内の電力需要が、東日本大震災以降最大値を記録した。
日ごろ、大勢のお年寄りでごった返す東京・巣鴨の商店街では、人通りもまばらだった。
午後0時半すぎ、「巣鴨・金太郎飴」の人は「本来は今の時間帯が、一番人が出てる時間帯なの。全然いないでしょ」と話した。
高知・四万十市の江川崎では、39.3度を記録した。
関東から西の地方を中心に、多くの場所で、35度を超える猛暑日となった。
山梨・甲府市の人は「もう暑くて嫌です」、「暑いですよ、もう死にそうですよ」などと話した。
35度以上の猛暑日観測地点は、8日の111地点を大きく上回る205地点と、2013年最多となった。
総務省消防庁の発表によると、7月、熱中症で救急搬送された人が、全国で2万3,699人と、2008年の調査開始以来、7月としては最高を記録した。
9日も熱中症とみられる症状で、東京都では午後9時までに95人が搬送され、奈良県では男性1人が死亡した。
10日はさらに気温が上がり、山梨・甲府市と埼玉・熊谷市では39度、東京都内でも37度など、2013年一番の暑さとなる予想で、局地的には40度前後まで上がるおそれもあるという。
10日も熱中症に注意が必要となる。