<ドーピング>ゲイ、予備検体でも陽性反応
ドーピング(禁止薬物使用)検査で陽性反応を示したと公表した陸上男子の元世界選手権王者のタイソン・ゲイ(30)=米国=が予備のB検体でも陽性反応を示したとみられることが分かった。
26日、ロイター通信が米国反ドーピング機関(USADA)への取材内容として報じた。USADAは正式発表をしていない。
ゲイは14日、5月16日に行われた競技会外の抜き打ち検査で採取したA検体から禁止薬物が検出されたと自ら公表。来月にモスクワで開催される世界選手権を欠場する意向を明らかにした。ゲイは禁止薬物の名前は明かさなかったが、その際にB検体の結果を待つ考えを示していた。
また、AP通信は26日、ゲイが6月の全米選手権でのドーピング検査でも禁止薬物に陽性反応を示していたと報じた。5月の競技会外検査以外にも複数の検査で陽性となったことを意味するが、AP通信は関係者の話として、短期間に複数回で陽性が出たことはゲイに隠蔽(いんぺい)する意思はなく、禁止薬物とは知らずに摂取した可能性があると伝えている。
ゲイは2007年の世界選手権で100メートルと200メートルの2冠を達成。全米選手権では100メートルで今季世界最高となる9秒75を記録した。
ボルトとの対戦を楽しみにしてたのですが、でも本人が1番ショックでしょうね。
<ドーピング>ゲイ、予備検体でも陽性反応