加藤コミッショナー「私の評価は歴史がする」辞任要求も強気の続投表明
誰の責任なんでしょうか?何も知らなかった選手が、かわいそうです!
統一球隠蔽問題の渦中にある加藤良三コミッショナー(71)が1日、都内の日本野球機構(NPB)で取材に応じ、約17分間、報道陣に胸中を激白した。プロ野球選手会が辞任を要求する要望書をNPBに出しているが、「私の評価うんぬんは、結局、歴史がする。今現在、私がこの地位にある以上は、日夜取り組まなければならない課題はある」と強気に続投宣言した。
コミッショナーがNPBに姿を現すのは、6月14日に“猛省会見”を開いて以来、17日ぶり。報道陣を自室に招き入れ、持論を展開した。要望書の内容は「報道で承知している」としたが、「第三者委や(7月10日の)オーナー会議でも議論があるかもしれないが、それをみるということ」と、現時点で身を引く考えがないと改めて強調した。
また選手会が挙げる後任の条件「強いリーダーシップ」にも、自らの実績を並べて反論。「日本のプロ野球は暴排(暴力団排除運動)やドラッグ(禁止運動)の面で、世界の中で一番いい成績を残している。煙幕を張っているのではない。本当に真剣に聞いていただいてもいい時代」。さらに、選手に直接説明する意思を問われると、「ハッハッハッハ。それはありませんね」と、一笑に付した。
すでに第三者委が調査に着手し、近日中にヒアリングが行われる見通しだ。「誠意を持って、できるだけの対応をする。きちんとした公正な検証を行ってくれることが一番大事」。特別アドバイザーの桑田真澄氏(スポーツ報知評論家)も同席を希望しているが、「桑田さんが気になることがあれば、思うところは説明する」と、協力的な姿勢を示した。