前代未聞の解任劇？ ポジェ監督、解説者として出演中にクビ知らされる
前代未聞ですね！
英国で前代未聞の解任劇－。サッカー、イングランド２部リーグに所属するブライトンＦＣのグスタボ・ポジェ監督（４５）が２３日、試合の解説者として出演していたＢＢＣの生放送中に、クラブから解任された旨を番組関係者から知らされる“事件”が起きた。複数の英メディアが同日付で報じている。
ＢＢＣは同日、コンフェデレーションズ杯のスペイン－ナイジェリア戦を生中継していた。スタジオには解説者の１人として招かれたポジェ監督の姿が。前半終了後、司会者が「試合を振り返る前にポジェ監督の話をしましょう」と真顔で切り出すと、本人を目の前に「ブライトンＦＣは今夜、ポジェ監督の解任を発表しました」と仰天ニュースを伝えた。
同クラブは公式サイト上で解任を発表。タイムズ紙によると同リリースを印刷した番組関係者が、試合開始３分後にポジェ監督に知らせたという。
番組司会者はニュースを伝えると、「前半４５分は微妙な空気が流れていた」とスタジオの気まずい雰囲気を明かした。ポジェ監督は「ＢＢＣにとって非常に大きなニュースだね。番組放送中にＢＢＣから直接、解雇を知らされるんだからね」と皮肉った。
ブライトンＦＣは５月に、１部昇格を懸けたプレーオフ準決勝で敗退。その後、クラブはポジェ監督と２人のコーチの停職処分を発表した。英メディアはポジェ監督らの言動に何らかの問題があったのでは、と推測。チーム幹部との関係が悪化したとみている。
ポジェ監督は放送中に、停職処分後は選手たちと連絡を取ることを禁じられていることを明かし、「彼らの電話やメールに返信できないのが悲しい。（解任に関して）クラブ側から何の連絡も来ていない」などと話した。
ポジェ監督は元ウルグアイ代表で、現役時代はチェルシーなどで活躍した。