生ごみ減量へ水切り器 旭川市、21日から配布
地道ですけど経済的にも環境にも良い取り組みですね。
【旭川】旭川市は21日から、家庭で出る生ごみの水分を減らすことができるプラスチック製の「水切り器」を配布する。各家庭や地域で効果的なごみ減量への意識を高めてもらうことが目的。3世帯以上でつくるグループや団体が配布対象となる。
市環境部ごみ減量推進課によると、旭川市では年間約2万トンの生ごみが「燃やせるごみ」として出されている。生ごみの約80%は水分で、腐敗・悪臭の原因となるほか、ごみを燃やす際の燃焼効率が悪くなるなどの問題がある。
水切り器はプラスチック製で、切り込みの入ったろうと型。水切りビニール袋などに入った生ごみを押しつけて水を絞り出す。ごみの重さの約10%の水分を減らすことができ、1世帯あたり年間で14・6キロの減量につながるという。
申し込みは21日から受け付ける。団体の代表者は「ごみのスリム化宣言書」に署名し、後日アンケートに回答する。用意した千個がなくなり次第配布終了。
問い合わせは同課(電)0166・25・6324へ。(田辺恵)