<食中毒>トリカブト?で1人死亡1人重体 北海道函館
7日午後9時20分ごろ、北海道函館市釜谷町の漁業、沢田繁さん(71)方で夕食に山菜を食べた家族3人が嘔吐(おうと)などを訴えて市内の病院に運ばれた。長男の漁業、繁信さん(42)がまもなく死亡、繁さんも意識不明の重体となった。次男の貴信さん(41)は意識があり、命に別条はないという。北海道警函館中央署は猛毒のトリカブトを誤って食べたとみて調べている。
同署の調べによると、同日午後5時半ごろ、繁信さんが「ニリンソウ」として、山林から採ってきた山菜をおひたしにして食べたところ、吐き気や手足のしびれなどの症状が出たという。
トリカブトとニリンソウはいずれもキンポウゲ科の植物で葉の形などが似ている。道内では09年にも誤って食べたとみられる食中毒事件が発生している。