初対面のネコに好きになってもらえる方法!秘密は「ニャンコまばたき」です【換金くん琴似店ブログ】
最新の研究で、初対面の猫でも警戒せずに近寄ってくれる「魔法」が発見されました。その魔法こそ、「ニャンコまばたき」です。
一般的に、猫のまばたきは人間よりもスピードが遅いので、我々からすると「ゆっくり目を細める」という感じ。その動作を猫の前でやってみると、なんの意思疎通も図らない場合や、無表情で見つめる場合より、猫が同じ動作を返してくれることが多いとわかったのです。つまりこれは、猫とのインタラクションが成立する、ということ! 相手が飼い主であろうと、初対面の人であろうと、効果があるというからちょっとびっくりです。
しかも、「ニャンコまばたき」を受け取った猫は、「初対面の人にも近寄っていく」率が高いこともわかりました。結論として、「ニャンコまばたき」が人と猫とのポジティブな心のコミュニケーションを確立するのに役立つことが示された、と研究の著者は主張しています。
イギリスの研究チームは、健康な視力を持った数十匹の飼い猫を使い、2つの実験を行いました。最初のテストは猫21匹と飼い主14名を対象にそれぞれの自宅で行われ、飼い主には「ニャンコまばたき」の指導が施されます。ちなみに、「ニャンコまばたき」はまぶたを完全に閉じてはいけません。上まぶたと下まぶたがつく前に、また開きます。そして飼い主たちはグループ分けされ、それぞれ猫から90cm以内の距離に立ちました。1つ目のグループは「意志の疎通を避ける」、いわゆる支配型のスタンス。そしてもう一方は、猫に向かって「ニャンコまばたき」を送ります。
実験の結果、飼い主が「ニャンコまばたき」をしたグループでは、支配関係にあるグループによりも猫自身が「ニャンコまばたき」を見せたケースが多いことがわかりました。ちなみに、完全に目をつぶっちゃった猫も少数いましたが、グループによる差は特に判別できませんでした。次の実験もまた、猫24匹を使ったもの。ちなみに、最初の実験とは違う猫ちゃんたちです。基本設定は同じですが、唯一、飼い主のかわりに初対面の人間が相手になります。また、今回は「見知らぬ人に近寄っていくか」という点もチェック項目に入ります。結果的に、アイコンタクトをせずに無表情でいるよりも、「ニャンコまばたき」をした時の方が、猫が人間に近よってくるケースが多いことがわかりました。
この実験結果は先週発行された科学技術誌Scientific Reportsに掲載されています。・・・
初対面のネコに好きになってもらえる方法!秘密は「ニャンコまばたき」です
眠い時に飼い猫がなんとなく寄ってくる現象とか、コレかもしれませんね・・・!