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米移籍NO 支配下「1枠」失ってもソフトバンクが通そうとする筋【換金くん札幌本店ブログ】

■NPB申請受理
 福岡ソフトバンクは19日、オスカー・コラス外野手(21)について、野球協約第60条第2項に基づいて日本野球機構(NPB)コミッショナーに制限選手とする申請を行い、受理されたと発表した。キューバ出身のコラスは1月に米大リーグ入りを目指し亡命したと米メディアが報道。今回の手続きにより、大リーグなども含めた他球団でプレーできなくなる。解雇ではなく、支配下の貴重な1枠を削る形となるが、あしき前例をつくらないために毅然(きぜん)とした態度を示した。

■コンタクト継続へ
 年明け早々の米メディアによる「亡命報道」以降、所在の確認作業などを進めてきたホークス球団が、ついに大きなアクションを起こした。現在コラスはドミニカ共和国に滞在しているとみられ、来日してプレーするめどは立っていない。球団が選んだのは「制限選手」。球団側に拘束力が残り、コラスは他球団に移籍できなくなった。

 制限選手は4例目。同じキューバ出身で左手首痛の治療を理由に来日せず、診断書の提出をしなかった2015年4月のルルデス・グリエル・ジュニア内野手(DeNA、現ブルージェイズ)以来となる。同内野手は同年12月に自由契約となった後で亡命してメジャーリーガーとなった。

 今回の措置について、三笠杉彦ゼネラルマネジャー(GM)は「現時点でコラス選手に関し、来日してホークスでプレーするめどが立っていないため、野球協約上の『選手が個人的事由により野球活動を休止する場合』に該当すると判断し制限選手としてコミッショナーに申請し、本日受理、公示となりました。コラス選手とは、協議に応じるようアプローチを続けたいと考えています」とコメントを発表。今後もコンタクトを試みる姿勢を示した。

 17年に育成選手として入団したコラスは、昨年6月に支配下登録され、8月18日の西武戦(ヤフオクドーム)で球団史上初の初打席初球本塁打を放った。昨季は7試合に出場して打率2割7分8厘、1本塁打、2打点。今季はさらなるブレークが期待され保留選手名簿にも記載されている。

■プロ初打席初球弾
 解雇してメジャー移籍の道を開く選択肢もあるが、球団はあしき前例としないためにも、毅然とした態度を示した形だ。今回の措置により66人だった支配下登録選手は65人。ただコラスがホークス復帰を選んだ場合に備えて枠を空けておかなければならず、実質の「空き枠」は変わらない。多くの育成選手を抱えるホークス。貴重な1枠を無駄にするとの見方もあるが、キューバ人3選手も在籍しているだけに、今後への悪影響も考慮し制限選手の措置を取った。これを受けたコラスの判断に注目が集まる。


米移籍NO 支配下「1枠」失ってもソフトバンクが通そうとする筋



制限選手の措置の判断は良いと思います。コラスの考えは甘すぎます!

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