山火事深刻な豪州で2日連続の小雨、住民は休む暇なく避難 【換金くん清田区北野店ブログ】
オーストラリアで数週間にわたり猛威を振るっている森林火災。6日は2日連続の小雨となったことから、火災への対応が若干落ち着いた。
しかし、当局者はこの時を利用して避難を加速。休息する時間はない。
住民が避難できるようにするため、ニューサウスウェールズ州では閉鎖されていた道路の通行が再開された。
住民の女性は「いとこ、娘、犬など、家族がいる。皆が避難していると思う。少し不気味な感じがする」と語った。
森林火災への対応が遅いと批判されたモリソン首相は、復興に向け、さらに20億豪ドル（約1500億円）を拠出すると発表。「国内全土での復興のため、今後2年間で20億豪ドルを追加で拠出する。今この時から始める」と述べた。現在火災が発生している地域だけでなく、クイーンズランド州とニューサウスウェールズ州北部を中心に、既に火災が起きた地域も対象に含む、と説明した。
6日に発表された推計によると、昨年11月以来の火災による損害は2．6億米ドル（約282億円）に上る。
被害が最も深刻な地域の一つであるニューサウスウェールズ州南東部では、酪農やチーズ製造から貸別荘に至るまで、多くの事業が数十万ドルの被害を受けているという。またビクトリア州では火災で多くの家畜が失われ、33億豪ドル規模の産業に打撃を与えている。
日本では考えられない災害ですね。